阪神ドラ6牧 初ブルペンで大器片りん 安藤コーチ高評価「素晴らしい球」

[ 2018年1月28日 05:30 ]

初ブルペン入りで安藤2軍投手コーチから絶賛された牧
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 阪神のドラフト6位右腕、牧(啓新)が初めてブルペン入りし、視察した安藤2軍投手コーチをうならせた。甲子園室内で捕手を立たせて20球の投球練習。すべて直球で、まだ調整途上ながら絶賛され、大器の片りんを十分に感じさせた。

 「ビデオで見てたよりも、はるかに素晴らしい球を投げていた。タイミングが合った時のボールはすごく力強い」

 同コーチが「金の卵」の球筋から感じ取ったのは高い素質と将来性だった。牧が沢村賞に2度輝いた元ソフトバンクの斉藤和巳氏に憧れていることを伝え聞き、「そういう力強さとしなやかさがある。体力強化が最初になると思うので、焦らずじっくりやらせたい」と育成方針を描いた。

 高評価を得た牧は照れた。「僕が小さい頃から見ていた安藤さんに言ってもらえて、本当にうれしい」。ノーワインドアップだった高校時代と違って振りかぶるなど“プロ仕様”の投球フォームに着手していて、「感覚的には(楽天)則本さん。よくタイプが似ていると言われてきた」と明かした。一昨年は望月、昨年は才木が高卒新人ながらシーズン終盤に1軍デビュー。先輩に続く可能性をたった一度のマウンドで証明した。(巻木 周平)

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2018年1月28日のニュース