巨人・吉川尚 夢見る由伸監督“鬼ノック” 井端コーチ「レギュラー」期待

[ 2018年1月28日 09:32 ]

宮崎入りした吉川尚
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 「夢ノック」への道が始まる。2月1日からの春季キャンプを控え、巨人・吉川尚ら1軍メンバーが、28日からの合同自主トレのため宮崎入り。昨年は故障の影響で3軍スタートで、5試合出場に終わった2年目は、日差しの暖かい南国に乗り込んだ。

 「どんどんアピールしていきたい。少しでもスキルアップできるように」。広島・菊池をほうふつさせる守備範囲の広さが魅力だ。そんな若武者は「サプライズノック」の存在を知ると目を輝かせた。昨年2月16日の沖縄セルラースタジアム那覇。高橋監督が春季キャンプで初めてノッカーを務めた。

 56分間の特守で阿部、村田、坂本勇に計347本。巨人伝統の指揮官から主軸への期待を込めた「鬼ノック」だ。「必死にやるだけなので」。吉川尚にとってまずは宮崎で1軍に生き残り、沖縄2次キャンプ入りが目標。その先に「愛の授業」がある。正二塁手候補として16年ドラフト1位への期待は高い。井端内野守備走塁コーチは「エラーが駄目とは全然思わない。思い切ったプレーをしてほしい」と積極性を重視し「期待するのはレギュラー」と求められた。

 大学侍ジャパンで二遊間を組んだ中日・京田は昨季球団新人記録となる149安打をマーク。同学年のライバルの活躍に「刺激を受けた」と言う。過去球団で2年目にブレークした選手は坂本勇ら高卒ばかり。「積極的に攻めていきたい。(自分は)結果を残さないとレギュラーにはなれない」。大卒2年目にとって勝負の年になる。 (神田 佑)

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