中日・岩瀬 プロ20年目新球挑戦へ「今の若い子は皆投げている」

[ 2017年12月4日 05:30 ]

テレビ番組で谷繁氏と対談した岩瀬(左)
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 来季20年目を迎える中日・岩瀬が新球チェンジアップの習得をオフの課題に掲げた。今年は4年ぶりに50試合登板を果たし、カムバック賞を受賞。11月に43歳となった現役最年長ながら「打者のタイミングをずらすため、直球と球速差が出る球が欲しい」と進化に貪欲だった。

 今季はスライダーより曲がり幅を小さくしたカットボールを覚え、復活に役立てた。6月には月間MVP、8月にはプロ野球史上最多の950試合登板を達成したが、「もう少しできた」と現状に満足していない。

 若手時代から投球スタイルは直球、スライダー、シュートを軸にした横変化が主。かつて習得を目指したフォークを断念した経緯もあり、“未開拓”の縦変化としてチェンジアップに焦点を定めた。「今の若い子は皆、チェンジアップを投げている」と20歳以上も年の離れた小笠原や笠原に握り方など助言を求め、レベルアップをはかる日々。まだ完成形ではなく「自分に合った投げ方でやっていかないと」と年明けに自主トレ先の鳥取市のトレーニング研究施設「ワールドウイング」で改良を重ねる予定だ。

 3日は地元テレビ局「メ〜テレ」のスポーツ情報板組「Spoken!」の年末特番収録に参加。前監督の谷繁元信氏と配球理論などを熱く語った。(徳原 麗奈)

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2017年12月4日のニュース