西海岸、都市規模、成績…大谷の交渉相手?3球団に共通点

[ 2017年12月4日 16:05 ]

 現時点で大谷の交渉相手に挙げられた3球団には共通点がある。まずは本拠地を西海岸に置いていることだ。争奪戦から脱落したヤンキースのキャッシュマン・ゼネラルマネジャーが球団公式サイトで「ニューヨークが東海岸の大都市であることは変えられない」と大谷の西志向を示唆した。

 次にマリナーズのシアトル、ジャイアンツのサンフランシスコ、パドレスのサンディエゴはいずれも中小規模の都市だ。投打の「二刀流」は本場でも近年、ほとんど例がない。大都市の人気球団でファンやメディアの厳しい視線にさらされるリスクは回避できる。

 3チームとも今季成績は勝率5割に届かず、プレーオフに進めないなど低迷した。大谷がより投打で力を発揮しやすい環境といえる。

 大谷に使える契約金の上限はマリナーズが155万7500ドル(約1億8千万円)で全30球団中5番目、ジャイアンツとパドレスはわずか30万ドルとされている。2番目に多かったヤンキース、3番目のツインズが除外されるなど、大谷サイドが移籍先の選定に金銭面を二の次としている構図が改めて浮き彫りになった。(共同)

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2017年12月4日のニュース