大谷“2次選考”ゴング 文書によるプレゼン通過球団と面談へ

[ 2017年12月4日 05:42 ]

日本ハムの大谷
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 ポスティングシステムを利用してメジャー移籍を目指す日本ハム・大谷翔平投手(23)の各球団との面談や本格交渉が、3日(日本時間4日)にもスタートする。プレゼンの文書による「1次選考」で絞り込みが行われ、「2次選考」に進む球団に通知が届く。争奪戦の本格ゴング直前に、マリナーズは現役選手を駆り出すプランが米メディアで報じられた。

 ロサンゼルス市内の代理人事務所「CAAスポーツ」や米球団が身体検査で利用する病院には連日、多くの報道陣が詰め掛けたが、大谷の姿は見られず。とはいえ、設定された交渉期間「21日+8〜9時間」を使い、選考は着々と進んでいる。

 「大谷とロサンゼルスで面談できる球団は日曜日の早朝までに連絡を受ける見通し」

 パドレスを担当している「サンディエゴ・ユニオン・トリビューン」紙のデニス・リン記者が、自身のツイッターで報じた。3日の早朝(日本時間同日深夜)までにプレゼン文書の「1次選考」に通過した球団に「合格通知」が届き、面談や本格交渉に進むという。A・J・プレラーGMは「組織として準備はできている。何年もスカウトしてきた」と連絡を心待ちにしている思いを同紙に語った。

 面談にケン・グリフィー氏ら大物OBの動員を計画しているマリナーズについては、さらなるプランが判明。ヤフースポーツのジェフ・パッサン記者はツイッターで「複数の選手に火曜日から金曜日のスケジュールを空けるよう頼んでいる」と現役選手にも面談への同席を求めていると伝えた。メンバーは明らかにされていないが、通算160勝の右腕ヘルナンデス、通算323本塁打で今季打点王のクルーズらが投入される可能性もある。

 一方、インディアンスの地元紙「プレーン・ディーラー」は、大谷と同じ「25歳未満の外国人選手」21人と契約して契約金の資金が30球団ワーストの1万ドル(約113万円)となっており、イ軍入りは困難と指摘。徐々に明暗が分かれていく。

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2017年12月4日のニュース