王さん ロッテ井口監督に逆説エール「いい監督にならなくていい」

[ 2017年12月4日 05:30 ]

ダイエー入団当時の監督、ソフトバンク・王球団会長(右)から激励される井口監督
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 今季限りで現役を引退したロッテ・井口資仁監督(42)が3日、都内のホテルで引退記念パーティーを行い、約550人が出席した。21年間の現役生活を終え「あっという間。これで選手という肩書が全て外れたかな」と感慨深げだった。

 そんな「新監督」に、ソフトバンクの王貞治球団会長から球団の枠を超えた金言が授けられた。「いい監督にならなくていい。選手にとって“厳しいことを言うな”と思われていい。強烈な、少々強引な監督としてチームを引っ張ってほしい」。そのためにも、王会長はとにかく「やらせることが大事」と加えた。これには井口監督も「1年目なので思い切った采配ができたらいい」と応じた。

 井口監督にとって、王会長はプロの第一歩を踏み出したダイエー入団時の指揮官だ。打撃練習では「とにかく120%で打て」と言われ続け、全力で振った。それが成長につながった。若き日を思い出しながら「常に的確なアドバイスを頂いた。自分も選手が迷っているときに的確なアドバイスを送りたい」と気持ちを新たにした。

 日本一と世界一を経験し、9月24日の引退試合では9回に劇的な2ランも放った。王会長には「我々の世界は運を持っていないと駄目。彼は大変素晴らしい運を持っている」と絶賛され「これからはチームを導く立場になる。持っている運は新たな形で生かされると思う」と太鼓判を押された。恩師の言葉に、井口監督は思わず笑みをこぼした。  (町田 利衣)

 ☆主な出席者 王貞治、河原井正雄、山室晋也、林信平、西村徳文、今岡真訪、川越英隆、斉藤和巳、平野恵一、鳥谷敬、清水将海、倉野信次、山咲トオル(順不同、敬称略)

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