阪神・秋山、4敗目も粘投に手応え「良い形で抑えられた」

[ 2017年6月28日 05:30 ]

セ・リーグ   阪神1―3中日 ( 2017年6月27日    浜松 )

1回1死二・三塁、秋山はゲレーロに先制の左犠飛を打たれる
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 粘りの投球は報われなかった。先発した秋山は6回4安打2失点で試合を作りながら、打線の援護に恵まれず4敗目を喫し、リーグ最多に並ぶ7勝目はならなかった。

 「初回はもうちょっと、やれることをできたかなと思う」

 初回先頭の京田には追い込みながら左前打され、荒木にも左前へ運ばれるなど1死二、三塁を背負い、ゲレーロの左犠飛で先制点を献上。連敗中だっただけに最少失点でも重くのしかかった。

 2回は1死二塁を切り抜け、3回を3者凡退に抑えてリズムに乗ったと思われた4回には先頭打者のゲレーロに初球の外角直球を捉えられ、バックスクリーン直撃の特大ソロを被弾した。追いかける展開となり、7回の攻撃で代打を送られて降板した。

 交流戦は3戦3勝。13日の西武戦から中13日が空いた調整期間では開幕からたまった疲労を抜くことにも力を注いだ。満を持して迎えた登板で持ち味の制球力を生かした投球を披露し、今季12度目の先発で10回目のクオリティースタート(6回以上自責点3以下)をマーク。先発としての役割は果たした。

 「フォークもうまく使えて、両サイドも使って良い形で抑えることもできた。手応えもあるので次に生かせるように」

 順番通りなら球宴休みまで残り2試合も新潟、倉敷の地方球場での登板が予想される中、浜松のマウンドに「しっかり対応できた」とうなずいた。次回こそ会心の白星をつかんでみせる。(遠藤 礼)

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