楽天 29年ぶり青森開催で辛島1カ月ぶり勝利「できれば来年も」

[ 2017年6月28日 21:54 ]

パ・リーグ   楽天3―2オリックス ( 2017年6月28日    弘前 )

楽天・梨田監督(左)は辛島と握手
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 楽天の辛島がオリックス打線を6回7安打1失点に抑え、今季6勝目(3敗)をマークした。

 「1人ずつ何とか抑えることができた。ヒットは打たれながらでしたけど、少ない失点で抑えることができて良かった」と5月23日のオリックス戦以来約1カ月ぶりとなる勝利に控えめな笑み。球団史上初で、プロ野球史上29年ぶりの青森開催となった1戦でのマウンドを「(自分自身に)すごくいいってものは特になかったが、細川さんのリードに引っ張られた。(リードは)最高でした」と、地元・青森出身の女房役の名前を出して感謝を捧げた。

 これには青森のファンも大喜びで、3回に決勝2ランを放って一緒にお立ち台に上がった島内が「きょうはトオルちゃん(細川亨)のために集まっていただき、本当にありがとうございます!」と37歳のベテランを”ちゃん付け”して声を張り上げると、場内のボルテージは最高潮に達した。

 続いて辛島が「なかなか青森では試合がないので、仙台の方にまた応援に来てください」と挨拶すると、スタンドからは「来年もまた来いよ!」の声も。「それは僕が決めることではないので…」と勝利投手が真面目な顔で答えると、場内からは笑いが起こり、ほのぼのムード。「できればまた来年もやりたいです」と続けた声に大きな拍手が飛んでいた。

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2017年6月28日のニュース