【赤丸急上昇ピッチャー】小笠・佐々木 1m89大器「大化け」の期待

[ 2017年6月21日 08:50 ]

プロ注目の長身右腕・佐々木
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 第99回全国高校野球選手権大会(8月7日から15日間、甲子園)の地方大会の組み合わせが、各地で着々と決まっている。迫る高校球児の夏本番。ぐいぐい力を付けてきた東日本の「赤丸急上昇ピッチャー」をピックアップした。

 1メートル89の長身。全国的に無名のビッグ右腕が静岡県内でにわかに脚光を浴びている。常葉大菊川と同じ菊川市にある小笠の佐々木健(3年)。インステップから投げ込む角度のある直球は140キロの大台に乗り、5月までにプロ全12球団が足を運んでいる。「プロに行きたい。夢が目標に変わりました」ときっぱり。言動そのものに自覚も生まれている。

 近代野球で右の140キロは決して驚くべき数字ではない。何が魅力なのか。人並み外れた身体能力。大柄でありながら50メートル走6秒2の俊足。ベースランニングを見たオリックスの牧田勝吾チーフアマスカウトは「全身バネ。走り方が素晴らしい」と絶賛し「ひょっとしたら大化けする。鍛えたら常時145キロは出る」と評価した。最後の夏。全国デビューは甲子園の舞台だ。

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2017年6月21日のニュース