大阪桐蔭・徳山「藤浪先輩に続く」

[ 2017年6月21日 05:39 ]

史上初となる2度目の春夏連覇へ挑む大阪桐蔭のエース右腕・徳山
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 第99回全国高校野球選手権大会(8月7日開幕、甲子園)の大阪大会組み合わせが20日に決まった。藤浪(阪神)を擁した2012年以来、史上初となる2度目の甲子園大会春夏連覇を狙う大阪桐蔭は1回戦(7月13日・万博)で大手前と対戦。今秋ドラフト上位候補で高校通算59本塁打を誇る安田尚憲内野手(3年)擁する履正社は1回戦(同14日・花園)で常翔啓光学園と対戦する。

 選抜王者の大阪桐蔭が史上初の快挙へ突き進む。甲子園大会における春夏連覇は過去に7度あるが、2度達成したチームは存在しない。史上初の大阪決戦となった今春の選抜決勝で宿敵・履正社を退け、偉業への挑戦権を得た今夏。狙うは頂点だけだ。

 U―18日本代表の第1次候補に名を連ねたエース右腕の徳山壮磨投手(3年)は大先輩の藤浪に続く決意を示した。「藤浪さんははるか上の選手ですが、目標にする選手の一人です。自分も藤浪さんのように連覇を達成したいです」。11日の練習試合・横浜戦は7回2失点と好投。先週末は常総学院、近大高専を圧倒するなど調子は上向きだ。

 主将の福井章吾(3年)もエースと同じ思いだ。選抜優勝の2日後、西谷浩一監督から春夏連覇を2度成し遂げたチームは過去にないことを知らされたという。「2度目の連覇を達成してやろうという気持ちです。まずは大阪を勝ち上がりたい」と意気込んだ。岩本久重(3年)とのダブル捕手制で戦国大阪の夏を駆け上がる。(吉仲 博幸)

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2017年6月21日のニュース