王さん 井口をねぎらう「野球の虫というか、そんな生きざま」

[ 2017年6月21日 05:30 ]

ロッテ・井口 今季限りでの現役引退を表明 ( 2017年6月20日 )

04年ダイエー時代、レギュラーシーズン1位を決め手を振る(左から)井口、城島、王監督
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 ロッテ・井口のダイエー入団当時の監督だったソフトバンク・王貞治球団会長は「42歳までよく頑張って、野球の虫というか、そんな生きざまを見せてくれた。本当にご苦労さま」とねぎらった。井口からは今季開幕カードで顔を合わせた際にあと1年という思いを聞いた。「残りシーズン悔いなくやってくれ」と激励した。

 96年ドラフトで井口が逆指名を表明した際は「ウチは若いチーム。井口君の加入が良い刺激剤になる」と喜んだ。「ホークスの強力打線の中心として2度の日本一、米国でも2個のチャンピオンリングを手にして、日米で大活躍だった」と称え、「これからも野球界のため、後進のために活躍してほしい」とエールを送った。

 ▼小久保裕紀氏(前侍ジャパン監督。青学大、ダイエーでともにプレー)以前から聞いていたので驚かなかったが、この時期の発表はファンを思ってのことだと思う。一番の思い出は王監督の初優勝を決めた(99年9月25日)日本ハム戦で俺が同点3ラン、井口が勝ち越しホームランを打ったこと。チャンスが大好きで勝負強かった。

 ▼ソフトバンク・工藤監督(ダイエー時代の同僚)ここぞというところで素晴らしい打撃をしていた。米国での経験も凄く大きいので、若い選手に伝えてほしい。

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2017年6月21日のニュース