阪神 北條神話だ!遊撃先発で打点挙げれば8戦全勝

[ 2016年8月26日 07:26 ]

<D・神>2回2死満塁、北條は左前に先制適時打を放ち三塁コーチに向かってサムアップ

セ・リーグ 阪神9―3DeNA

(8月25日 横浜)
 攻守の要で躍動する姿が板についてきた。11試合連続で遊撃手でスタメン出場した阪神・北條が、チームを勢いづける先制適時打を含む3出塁。守備でも軽快なプレーを見せ、4連勝に貢献した。

 「2アウトだったし、ランディ(メッセンジャー)も頑張って投げて、打ってくれていた。早く点を取りたい場面だったんで、初球から狙っていこうと思っていた」

 そう振り返ったのは、0―0の2回2死満塁の第2打席だ。2死から今成、メッセが連打し、上本が四球を選んでつないだチャンス。狙っていた初球こそ空振りしたが、2球目のシュートを左前にはじき返した。

 「初球の空振りは“どしっ”としたスイングができず、いつも打撃コーチから注意されている伸び上がるようなスイングになってしまった。次のボールはそうならないように軸回転を意識して、いい感じで打ち返すことができました」

 遊撃手で先発した試合で打点を挙げれば、これで8戦全勝。このところ打順は1番か2番で起用されており、打線の起爆剤になっている。4回の第3打席、6回の第4打席は四球を選んで好機を拡大。後続の安打で、いずれの場面もホームを踏んだ。

 「2番で使ってもらっているんで、クリーンアップのすぐ前。四球を取って、クリーンアップにつなぐという気持ちがあるので、取れているのは良いことだと思う」

 来季以降も見据え、金本監督は背番号2を遊撃手で使い続けている。特に守備では課題も出しながら、貴重な経験を積む日々だ。シーズンもヤマ場が近づく中、最後まで若虎らしい必死のプレーを貫く。 (山添 晴治)

 ▼阪神・片岡打撃コーチ 高山はインコースをさばけるようになってきた。(チェンジアップを捉えて満塁弾)その前の打席はチェンジアップで打ち取られていたからね。(技術的には)バットがしなるようになってきた。(1、2番コンビは)上本も粘って四球、北條も勝負強くなって相手が警戒する中で四球が取れた。クリーンアップの前にランナーを出せているからね。

続きを表示

この記事のフォト

2016年8月26日のニュース