おかわり　不振で２軍再調整　田辺監督大ナタ「らしくない」

西武の中村

パ・リーグ 西武１―７オリックス

（7月29日 京セラＤ）
　西武の田辺監督が打線に大なたを振るった。最下位・オリックスに１―７と大敗を喫した試合後、４打数無安打に終わった主砲の中村に２軍再調整を命じた。

　「今日の結果で決めた。キャッチャーゴロとか、らしくない。突貫調整。なるべく早く戻ってほしい」。苦渋の決断だった。今季ワーストタイの借金１７。中村はここまで７７試合の出場で打率・２４８、１３本塁打。７月は１９試合で打率・１９４、２本塁打と本来の打撃ができていなかった。

　中村の出場選手登録抹消は６月１５日の交流戦・広島戦（マツダ）の守備で左股関節を痛め、翌１６日に公示されて以来。再調整が理由の登録抹消は４６本塁打した０８年以降は初めてだ。代役は山川の予定。期限は設けずに復調を待つが、中村は「（体の）状態は関係ない」と言葉も少なかった。