DeNA熊原17試合目でプロ初勝利「いずれ2桁勝てるように」

[ 2016年7月21日 05:30 ]

<ヤ・D>プロ初勝利の熊原(右)はラミレス監督とウイニングボールを手にVサイン

セ・リーグ DeNA9-2ヤクルト

(7月20日 神宮)
 DeNAの熊原は5回までに104球を費やした。4四球も与えたが、粘りに粘った。3安打2失点に抑え、プロ初勝利をつかんだ。2度目の先発、中継ぎも含めると17試合目。仙台大からドラフト2位で入団した22歳右腕は「1勝することが難しいと分かった。いずれ2桁勝てるようになりたい」と目を輝かせた。

 初回に3四球を与えるなど1点を先制され、3回も1失点。それでも5回2死一、二塁では山田をスライダーで空振り三振に仕留めた。右脇腹を痛めて開幕ローテーション入りを逃したが、中継ぎで結果を残して先発で起用されるようになった。実家は宮城県内の神社。家族の支えに感謝する熊原は「記念球は両親に渡したい」と言った。

 2月のキャンプ中にラミレス監督から「先発するならどこに投げたい?」と問われ「ヤクルトです。いい打者がそろってるから」と即答した。有言実行した熊原について、指揮官は「いい仕事をしたね」と褒めた。

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2016年7月21日のニュース