“選手”にこだわり 異国の地で奮闘中 有原の旧友野球小僧

[ 2016年2月13日 08:50 ]

栗山監督(右)と握手する阿部さん

 日本ハムの栗山監督が訪れたユマのデザート・サン・スタジアム。グラウンドが3面あるこの施設で、105人の選手が「アリゾナウインターリーグ」に参加している。日本人も30人が所属し、早大野球部出身の阿部佳弥投手(24)もその一人だ。

 「今は野球をやれることが楽しい。契約してもらえたらうれしいですね」。早大では昨季の新人王・有原と同期。最後はマネジャーに転じたが、野球への未練が断ち切れず選手として異国の地で汗を流す。照準は3月に行われる米独立リーグのトライアウトだ。

 英語は苦手だが「ジェスチャーで何とかやっています」と笑い「将来は高校の指導者になりたい」と夢を描いた。ピオリアと違い芝の整備が行き届いているとは言えない環境だが、野球が好きな気持ちだけは決して負けてはいない。(柳原 直之)

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2016年2月13日のニュース