慶大助監督就任予定の林氏が練習合流、由伸監督と同期 刺激受けた

[ 2016年2月13日 19:24 ]

慶大の練習で身ぶり手ぶりを交えて指導する林氏(中央)

 東京六大学リーグの慶大に4月1日付で助監督として就任するOBの林卓史氏(40)が13日、横浜市の慶大日吉グラウンドで行われている練習に合流した。

 巨人・高橋由伸監督と同期で、当時エースだった林氏は白のユニホーム姿で投手陣を指導。身ぶり手ぶりを交え、今秋ドラフト候補の加藤拓也投手らの動きに目をこらした。「みんな一生懸命で前向きにやっていると感じた。良くなる可能性はあるので、うまく引き出してあげたい。慶応の野球部にいることがどれだけ恵まれているかを伝えたい。そして大久保監督をしっかり助けたい」と力を込めた。

 大学時代は明大・川上憲伸らと投げ合い、卒業後は社会人野球・日本生命でプレー。慶大コーチ、朝日大(岐阜)監督を経て再び母校へ戻ることになった。野球の傍らスポーツマネジメントの研究もしており、修士号を持つアカデミックな一面も持ち合わせる。今後は慶大研究員として勉強を続けるという。

 高橋監督とはしばらく顔を合わせていないというが「OBの連絡網などでなんとなく知ってくれているんじゃないかと思います」と笑う。当時は高橋監督が主将、林氏が副将。「一緒にプレーした仲間が巨人の監督になるなんて、すごく不思議な感じ。由伸は我慢強いからバランスの良いチームを作るのでは。巨人の試合を見るのが楽しみ。僕も選手を良く見て、少しでもヒントを渡してあげたい」と刺激を受けていた。

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