元ロッテ中後“戦力外”一転、メジャーキャンプ参加オファー来た!

[ 2016年2月13日 17:41 ]

元ロッテの中後悠平投手

 昨秋ロッテから戦力外通告を受けた中後悠平投手(26)に、メジャー球団のキャンプ参加オファーが届いたことが分かった。13日放送のTBS「バース・デイ」(後5・00~5・30、関東ローカル)で明かされた。

 中後は昨秋12球団合同トライアウトに参加したものの、散々な結果に終わりNPBの球団からは声がかからなかった。それでも野球を諦めることができず、NPBへの復帰を目指すためルートインBCリーグ武蔵に入団した。

 新天地での再スタートを決意した左腕のもとに突然メジャーリーグのスカウトから連絡があったのは今年1月。昨年末放送のTBS「プロ野球戦力外通告・クビを宣告された男達」に出演していた中後に、日本在住のスカウト関係者が注目。独特のフォームと投球に惹かれメジャーのスカウトに売り込んだところ、フィリーズ、ダイヤモンドバックス、レンジャーズが興味を示し、投球練習を視察したいと連絡をしてきたのだという。

 それは春季キャンプに参加させるかどうか、ブルペンでの投球を視察し決めるというものだった。そこで中後はシーズン前の調整段階の時期ながら、直球は140キロ台中盤を何度もマークし、決め球のスライダーもキレを見せた。映像の撮影もしたメジャースカウトの前で持てる力を出し切った。

 すると後日、3球団のうち1球団から「メジャーの招待選手として参加してみないか」とオファーが舞い込んだ。中後は所属するBCリーグ武蔵の後押しもあり、キャンプへの参加を決断。「そこでしっかりと結果を残して、生き残ったら1年間できるので、その時は(家族を)呼びたい。頑張ります」。戦力外通告という“どん底”を味わった男が一転、メジャー入りという大きなチャンスをつかむため、新たな挑戦へと走り始めた。

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2016年2月13日のニュース