大リーグ機構 メッツ右腕に永久追放処分科す 薬物使用で初

[ 2016年2月13日 09:15 ]

メッツのヘンリー・メヒア投手(AP)

 大リーグ機構は12日、メッツのヘンリー・メヒア投手(26)に禁止されている運動能力強化薬物ボルデノンの陽性反応が見られたと発表。これが3度目の禁止薬物使用となった同投手に対して永久追放処分を科した。

 同機構では薬物規定違反を犯した選手に対して1回目は80試合、2回目は162試合の出場停止処分とし、3回目では永久追放処分を科している。薬物規定違反による永久追放処分は今回が初。

 メッツは「メヒアが再び薬物規定違反を犯したことに失望している。我々は薬物を排除するという大リーグ機構の方針を支持しており、下された処分に関して、これ以上コメントすることはない」と声明を出した。

 ドミニカ共和国出身のメヒアは2010年にメジャーデビュー。14年途中に先発からクローザーに転向すると、その才能が開花して28セーブをマーク。昨季は同郷のファミリアがクローザーを務め、自身はセットアッパーとして7試合に登板したが、7月に2度目の薬物規定違反が発覚し、現在はその処分期間中だった。5年間の通算成績は9勝14敗28セーブ、防御率3・68。

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2016年2月13日のニュース