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巨人ドラ1桜井 MAX142キロでもピシャリ フォームで“緩急”

[ 2016年2月13日 05:30 ]

紅白戦に登板して2回を無失点に抑えた巨人・桜井

巨人紅白戦 白組4―1紅組

(2月12日 サンマリン宮崎)
 メジャー通算122発男のバットに空を斬らせた。紅白戦の2回、巨人ドラフト1位・桜井(立命大)はこの回先頭のギャレットに、フルカウントから122キロチェンジアップを投じた。やや抜けて高めにいったが、結果は意図通り。「タイミングを外して三振を取れたのは良かった」と手応え十分に振り返った。

 初実戦から大器の片りんをのぞかせた。「球速よりも打者に速く見せることを考えた」。緊張するどころか、落ち着いて大学時代から続ける工夫を凝らした。

 投球フォームに緩急をつけた。左足を上げる速度を変えたり「(地面に)着くまでの時間を変えたりした」。ギャレットとの全8球でもそれが生きた。直球の最速は球場表示が136キロ、球団のスピードガンでも142キロ。沢村や菅野のような150キロ前後の剛球はないが、前日のシート打撃で130メートル弾を放った大砲をほんろうした。

 先発して2回を無安打無失点2奪三振。初回2死でも投球のリズムを変え、坂本を128キロ直球で右飛に打ち取った。初球打ちの2人を除く打者5人中、4人に初球ストライク。クレバーさと、「ワクワクしました」と臆することのない度胸。即戦力の資質を示した。

 キャンプでは慣れない環境の中、グラウンド外でもドラフト1位の自覚を持って過ごしている。第1クール最終日、練習を終えて宮崎市内の宿舎に戻ると、待ち受けたファンの色紙にペンを走らせた。その後は食事に出掛ける寸前まで宿舎内でシャドーピッチング。「急がなきゃ」と集合場所に駆けていった。

 高橋監督は「落ち着いてコントロールしていた。楽しみですね」と合格点を与えた。次戦は対外試合。開幕ローテーション入りへ、桜井は「課題は投げ急いだこと。次につなげたい」と次戦を見据えた。 (川手 達矢)

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