完落ち近い!?清原容疑者泣いた…覚せい剤「受け取り」供述始める

[ 2016年2月13日 05:33 ]

08年、現役引退セレモニーで涙を流す清原容疑者

 覚せい剤所持容疑で逮捕された元プロ野球選手の清原和博容疑者(48)が、覚せい剤を受け取った状況の供述を始めたことが12日、警視庁への取材で分かった。

 ただ、依然として入手先は明かしておらず、警視庁は引き続き携帯電話の通信記録を解析し入手経路を調べる。

 警視庁は、清原容疑者が逮捕前日の1日に群馬県方面に行ったことを確認している。それまでも月2、3回のペースで自ら乗用車を運転して北関東の群馬県や栃木県に向かい、高速道路のインターチェンジ(IC)付近のラブホテルなどで密売人と接触。覚せい剤を入手し、都内のホテルに戻るという一連の行動を繰り返していた。群馬県には親しくしていた密売人が住んでいる。

 覚せい剤の入手状況について供述を始めた清原容疑者。一方で入手先を尋ねると黙り込み、取り調べの際は下を向いていることが多いという。

 逮捕から12日で丸10日。覚せい剤が切れたことによる吐き気や発汗などの禁断症状は表れていないというが、ひどく落ち込んでいる様子を見せ、泣くこともあるという。

 元警視庁刑事で薬物事件を多く手掛けた吉川祐二氏は「逮捕直後と違って、10日間が経過し精神的に追い込まれているのは間違いない。ただ、初犯の場合は量刑に大きな影響がないので入手先について明かすケースは少ない」と指摘する。一方、捜査関係者は入手先についても「崩せるはず」としている。

 清原容疑者はすでに覚せい剤の所持・使用を認めている。尿から陽性反応が出ており、警視庁は今後、使用容疑で再逮捕する方針。入手先についての追及を進める。

 また、東京地裁は12日、清原容疑者の勾留を14日から10日間延長する決定をした。期限は23日。

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2016年2月13日のニュース