ヘイグ ムネリンから「言えない言葉も教えてもらった」

[ 2016年1月28日 08:20 ]

ヘイグは阪神のユニホームに袖を通し笑顔でガッツポーズ

 阪神の新外国人マット・ヘイグ内野手(30=前ブルージェイズ)が27日、球団事務所で入団会見。昨季同僚だった川崎宗則内野手(34=カブス3A)とは公私ともに仲が良く、アドバイスを受けたことを明かした。

 【ヘイグに聞く】

 ―いまの気持ちは。

 興奮している。長旅で疲れた部分はあるけれど、しっかり準備をしていきたい。伝統あるチームということは分かっているので勝利に貢献できるよう頑張っていく。

 ―金本監督とは。

 まだ話す機会はない。お会いできることを楽しみにしている。非常に実績ある方だというのは分かっている。監督からいろんなことを学んでいきたいし、自分も良いものを見せていきたい。

 ―中軸打者として期待されている。

 光栄に思う。チームが勝つために得点を挙げるのが、大事な仕事だと思っている。

 ―数字の目標は。

 勝利に貢献することが一番大事。自分のできることをしっかりやっていれば、数字は自然とついてくると思う。具体的なものはまだない。

 ―目指す打撃は。

 ボールを強く叩く意識で打席に入っている。アメリカはかなり大きな球場が多い。ホームランより、強く叩く意識が強かった。状況によっては「大きいのを」という時もあると思うが、走者が一塁にいれば間を抜いて走者を還すとか、状況に応じて打っていく形になると思う。

 ―三塁守備について。

 アメリカでも三塁でプレーしている。自信を持って守ることができる。同時にもっとうまくなりたいと思っている。現状に満足せずにやっていきたい。試合に出る以上は攻撃だけじゃなく守りも大事。どんな面においても鍛えて上達したい。

 ―日本野球への印象は。

 いろんな情報を読んできた。すごく歴史がある。特にタイガースは。あとはスピードのある選手が多いイメージがある。日本の野球でプレーするのは光栄。

 ―対応への工夫は。

 どこで野球をするにしてもアジャストしていくのは大事。最初は様子を見ながらという部分もある。グラウンドでプレーしてみないと分からないことがあるだろうし。失敗することもある。失敗からいろんなことを学んで吸収、修正しながら良くなっていきたい。頭が固い方ではない。

 ―元同僚・川崎からのアドバイスは

 「実績はある。自分のものを出せれば、結果は残せる」と。あとは「美味しいお寿司をたくさん食べてこい」と。

 ―日本語も教えてもらった?

 イチ、ニ、サンを数えたり、ここで言えない言葉も教えてもらった。

 ―体調は。

 まだリラックスはできていないが、きのうの晩はしっかり眠れた。朝早く目が覚めた。時間が取れれば神戸の街も見てみたい。日本へ来たのは初めて。昨夜はドミノピザだったけど、日本食も試してみたい。

 ―愛称は。

 アメリカでは「ヘグー」と呼ばれたこともあったけど、自分は何と呼ばれても気にしない。

 ―俳優に似ているといわれたことは。

 特にない。(トム・ハンクス似ではと問われ)1回だけ言われたことある。

 ―阪神ファンは熱狂的で、ヤジもキツイ。

 自分ができることはグラウンドに出てチームに貢献すること。失敗することを考えてはできない。ダメな時にファンからそういうことがあったとしても気にしてはできない。グラウンドでベストを尽くすだけ。自分が頑張ればファンのサポートが来る。声援に応えられるようにする。最後は、みんなでカンパイできればいいと思う。

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