韓国 プレミア12初代王者 日本戦勝利で「いい雰囲気で決勝に」

[ 2015年11月22日 07:08 ]

<米国・韓国>優勝した韓国チームがマウンド上で喜び合う

プレミア12決勝 韓国8―0米国

(11月21日 東京D)
 韓国が記念すべき初代王者に輝いた。準決勝で侍ジャパンに逆転勝ちした勢いそのまま、予選ラウンドで惜敗した米国を圧倒。ナインの手で3度宙を舞った金寅植(キム・インシク)監督は「大勝利をつかむことができた。開幕戦と準決勝で大谷を打てなくて大変だったが、準決勝で逆転勝ちしたいい雰囲気が決勝につながった」と安どの表情で振り返った。

 勝利をたぐり寄せたのは、今オフにメジャー移籍の可能性がある3番・金賢洙(キム・ヒョンス)だった。1点リードの3回に適時二塁打を放つと、続く4回にも1死満塁から右翼線へ2点適時二塁打。3打点を加え、計13打点の活躍で大会MVPに輝き「得点に貢献できて気分がいい」と満面の笑みを浮かべ、大会スポンサーの「ウブロ」の高級時計を受け取った。

 金賢洙に負けじと、ポスティング・システムでツインズが1285万ドル(約15億8000万円)で交渉権を獲得した5番・朴炳鎬(パク・ピョンホ)も、4回に左翼2階席に飛び込む特大3ラン。4番・李大浩(イ・デホ)を加え、メジャー予備軍で中軸を形成した強力打線が、現役メジャーリーガー不在の米国を力でねじ伏せた。 (東尾 洋樹)

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