安部球場 復活!早大2年熊田がオール早慶戦で球場改称1号

[ 2015年11月22日 05:30 ]

安部磯雄氏の銅像の前で手を合わせる(左から)早大・高橋監督、安部氏の孫の安部幾雄氏、早大・川口部長

 早大野球部初代部長・故安部磯雄氏の生誕150年記念式典が21日、西東京市の早大東伏見キャンパス内で行われた。東伏見球場を「安部磯雄記念野球場」と改称する宣言式や、記念試合のオール早慶戦を開催した。

 部の創設、発展に尽力した安部氏が1949年に死去した際に都内の戸塚球場を「安部球場」に改称。87年に練習場は東伏見に移った。28年ぶりの名称復活に、オール早慶戦の始球式にも登板した安部氏の孫・幾雄氏(78)は「安部磯雄を大事にしていただき非常にうれしい」と話した。

 試合は早大が4―3で勝ち、2年生の熊田が記念の球場改称1号本塁打を放った。早大の球場に慶大を招く早慶戦は43年の学徒出陣壮行「最後の早慶戦」、旧・安部球場閉場時の87年「さよなら早慶戦」以来。新主将に就任予定の石井は「早稲田の野球を引き継いでいきたい」と誓っていた。

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2015年11月22日のニュース