決定的瞬間!広島・田中 幻弾 ビデオ判定したけど三塁打に…

[ 2015年9月13日 05:30 ]

<神・広>延長12回1死、田中の打球はフェンスを越えたように見えるが…

セ・リーグ 広島2-2阪神

(9月12日 甲子園)
 広島には「幻のアーチ」となった。同点の延長12回1死、田中は中堅へ大飛球を放ち、跳ね返る間に三塁へ。しかし、打球はフェンスを越え、観客席側にあるファン乱入防止用のネット「忍び返し」に当たって戻ってきたように見えた。

 このため、緒方監督はビデオ判定を要求。しかし、東利夫責任審判は「(手前の)ネットに当たって返ってきた」と判断し、判定は覆らなかった。結果的に続く石原がスクイズ失敗で勝ち越せず、引き分けに終わった。

 本来「忍び返し」に当たった場合は本塁打となる。指揮官は試合後「アレ、入っていなかった?」と切り出したが、「ビデオ判定までやっているんだから」と自らに言い聞かせるように話した。チームは8安打で21試合連続1桁安打。59年の球団ワースト記録に並び、後味も悪かった。

 ▼東利夫・三塁塁審(責任審判) バックスクリーン側からの映像を3回くらい見て、3人で越えていないと判断をした。奥に(忍び返しの)ネットがあるとか、そういうことは分からない。横からの映像があれば、よかったんでしょうが、手元にあるもので判断するしかない。

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