東都大学野球 来春1、2部統合も 背景に2部の球場問題

[ 2015年9月3日 06:05 ]

専大時代の広島・黒田

 1931年に発足した東都大学野球リーグで、来春からリーグ戦方式が変更される可能性が出てきたことが2日、分かった。以前から1、2部の大学を合わせて12校で優勝を争う方式が議論されてきたが、10日の理事会で再び話し合われる。

 現在は21大学が東都大学野球連盟に所属し1~4部に分かれてリーグ戦が行われている。今回の改革案は、1、2部の12校が総当たりで優勝を争う方式への変更だ。背景には2部校が抱える球場問題がある。昨春から神宮第2球場が安全面確保などの問題で使用できなくなった。2部リーグでは「ホーム&ビジター方式」が採用され、公式戦を各校のグラウンドで開催している。関係者は「観客が入るスペースがない大学もある。選手の移動距離も長く負担は大きい」と説明。1、2部を合わせ、神宮で開催する案も検討されている。

 同リーグは24本塁打のリーグ記録を持つ青学大・井口資仁(現ロッテ)や専大・黒田博樹(現広島)らプロ野球選手を輩出。1部最下位校と2部優勝校の入れ替え戦など、常に「降格の恐怖」を感じながらプレーすることで、東都は発展してきた歴史がある。ファンには寂しい面も出てくることが予想されるが、それでも、今春は1部に昇格したばかりの専大が52季ぶりの優勝を飾るなど、1、2部校の力の差は拮抗(きっこう)しているのも事実。神宮で12校が優勝を争う方式になれば、新たな「戦国東都」として注目を集めそうだ。

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