U18日本 全勝で決勝進出王手!世那13K完投 オコエの快速も光る

[ 2015年9月3日 22:10 ]

<U-18日本・カナダ>エージを三振を取り、叫びながらベンチに戻る佐藤
Photo By スポニチ

 野球のU―18(18歳以下)ワールドカップ(W杯)第7日は3日、各地でスーパーラウンドが行われ、1次リーグでA組首位通過の日本は、大阪市舞洲スタジアムで1次リーグB組3位のカナダと対戦し、5―2で逆転勝ち。日本はA組1位で通過した1次ラウンドから6戦全勝。スーパーラウンドは1次リーグの成績を持ち越すため日本は3勝0敗とした。韓国が米国に敗れ初黒星を喫したため、日本が単独首位となった。日本は4日の韓国戦に勝てば1位が確定し6日の決勝へ進む。

 日本の先発・佐藤(仙台育英)は、2回に制球が乱れ2四球などで2死三塁とされ、暴投で1点を失ったが粘りの投球を披露。2試合連続の完投で、5安打2失点。3回の1死一、二塁から5者連続三振を奪うなど、13奪三振の力投を見せた。カナダの4番で今年6月の大リーグドラフトでマーリンズから1巡目指名(全体12番目)された主砲・ネイラーからも2三振を奪う力投だった。

 打線は、この日もオコエ(関東第一)の快足が光った。1点を追う2回、先頭のオコエが投手への打球がグラブに当たり、外野まで転がる間に二塁を陥れてチャンスを作り、津田(浦和学院)のニゴロで三進、郡司(仙台育英)の深い遊ゴロ間に同点に追いついた。3回には杉崎(東海大相模)、勝俣(東海大菅生)の連打で築いた1死一、二塁で清宮(早実)は空振り三振に倒れたものの、平沢(仙台育英)が中前タイムリーを放ち勝ち越し。続くオコエも中前タイムリーで4―1と突き放した。2点差とされた6回には、1死満塁で杉崎の中犠飛で1点を加えた。オコエは7回にも四球で出塁し、二盗で送球が逸れる間に一気に三塁まで走る足も見せた。

 1日のメキシコ戦を左膝の違和感で1欠場した清宮は、4番・指名打者で先発出場し、3打数無安打1四球、2三振だった。

 カナダはこれで0勝3敗。決勝進出を懸けたスーパーラウンドは米国、オーストラリア、韓国、キューバと合わせた6チームで行われ、1次リーグの成績を持ち越す。日本は4日に韓国、5日にはキューバと対戦する。

続きを表示

この記事のフォト

2015年9月3日のニュース