ソフトＢ吉村　代打で劇打「意気に感じて積極的にいった」

＜ソ・日＞９回無死一、三塁、サヨナラ打を放った吉村（左）と抱き合って喜ぶ工藤監督

パ・リーグ ソフトバンク４―３日本ハム

（6月19日 ヤフオクＤ）
　ソフトバンクの吉村がひと振りで首位攻防初戦の主役の座をものにした。

　「最近、代打で歯がゆい結果ばかりだったのに、いいところで使ってもらった。それとネクスト・バッターズ・サークルにいた時から応援をいただいたんで、さらにプレッシャーをかけて打席に臨みました」

　同点の９回無死一、三塁、代わった増井から初球を中前にはじき返した。「（右投手の増井で）交代かと思ったが、意気に感じて初球から積極的にいった」と工藤監督の起用に見事、応えた。

　チームは首位攻防初戦を制し、２位・日本ハムに０・５ゲーム差の首位に返り咲いた。最後は「今夜はたくさん飲んでいいですけど、あしたはデーゲームなので遅れないようにしてください」と冗談めかし、首位攻防３連戦でのさらなる奮闘を誓った。