木田画伯 トレード3要素は「チームのため」「選手のため」「球界のため」

[ 2015年6月19日 17:16 ]

【木田画伯の球界絵日記】日本ハム・木田優夫ゼネラルマネジャー(GM)補佐が北篤外野手、矢貫俊之投手の巨人へのトレードが成立し、活躍を願う

 日本ハム・木田優夫GM補佐(46)による「木田画伯の球界絵日記」。今回は巨人―日本ハム間の緊急トレードから、自身のメジャー時代の移籍について語ってます。

 先日、ファイターズとジャイアンツの間で矢貫選手と北選手、矢野選手と須永選手のトレードが成立しました。矢野選手、須永選手にはファイターズで思う存分、力を発揮してもらいたいですし、矢貫、北選手にもジャイアンツで活躍してほしいと思います。

 トレードのことを考えるのも僕らの仕事ですが考える上で、GMから言われていることは「チームのためになるか」「選手のためになるか」「球界のためになるか」――、この3つを考えろということです。このトレードで両チームの成績が上がり、選手が活躍し、球界が盛り上がってほしいと願っています。

 ところで、僕も何回も移籍しています。トレードではありませんが、2004年にドジャースからマリナーズに移籍したときは、今回と同じようにシーズン中のことでした。3Aの遠征でカナダに行っているとき、試合前のランチからホテルに戻ると連絡が入り、そこで移籍を知りました。夕方の飛行機でトロントに移動してチームに合流。次の日にはマリナーズの選手として登板していました。

 その後は、休日に当時住んでいたラスベガスに戻って、一日で引っ越しを済ませるなどバタバタとしましたが、これも貴重な経験になりました。今回のトレードも、4選手が「移籍してよかったな」と思えることを祈っています。(日本ハムGM補佐)

続きを表示

2015年6月19日のニュース