DeNAついに11連敗…広島はマエケン完投で通算4000勝

[ 2015年6月19日 20:55 ]

<D・広>序盤に先制され苦しい展開にベンチで腕を組む中畑監督(中央)

セ・リーグ DeNA1―3広島

(6月19日 横浜)
 リーグ再開戦が19日行われ、1つの引き分けを挟んで10連敗中のDeNAは本拠地で広島と対戦。1―3で敗れ11連敗となった。広島は先発・前田健が完投し球団通算4000勝を飾った。

 3勝14敗1分けで交流戦史上最低勝率(・176)を記録したDeNA。交流戦開幕の5月26日には10あった貯金が大失速で借金1に。中畑監督は前日18日の全体ミーティングで「まだ2位だ。うちはチャレンジャー。最後まで諦めない姿勢を見せることが大事なんだ」とナインに奮起を促し、リーグ再開戦に臨んだ。

 逆襲を誓ったチームだが、広島の前田健を攻略できない。中畑監督就任後3勝11敗の天敵。今季6打数3安打と相性が良い新人の倉本を先発起用するなど手を打ったが、攻めあぐねた。0―3の7回にバルディリスの適時打で1点を返すも反撃はこの1点だけだった。

 先発の井納は、初回に失点するなど立ち上がりからピリッとせず11安打を許し8回3失点で5敗目を喫した。DeNAは08年9、10月の球団ワースト14連敗以来の11連敗。泥沼から抜け出すことはできなかった。

 広島は初回に4番エルドレッドの犠飛、3回に5番松山の適時打、7回に3番シアーホルツの適時打で効果的に得点。先発の前田健を援護した。前田健はエースの本領発揮。テンポの良い投球で7回まで得点を許さず5安打1失点完投で5勝目を挙げた。エースの活躍で広島は球団通算4000勝を飾った。

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