史上最多ノムさんまであと17 谷繁兼任監督3000試合出場も黒星

[ 2015年5月1日 05:30 ]

<巨・中>3000試合出場を達成した中日・谷繁兼任監督は花束を手にファンの声援に応える

セ・リーグ 中日3-5巨人

(4月30日 東京D)
 自らのメモリアルゲームを白星で飾ることはできなかった。中日・谷繁兼任監督が「8番・捕手」で今季初スタメン。野村克也氏に続く史上2人目の3000試合出場を果たしたが、3―3の7回、ミスから決勝点を奪われ、悔しい敗戦となった。

 「ミスはある。これはもう、練習していくしかない。(決勝点を許した高橋周の悪送球を)何とか止めてやれれば良かったんですけど…」

 今季の30試合目で初めて最後までマスクをかぶり、勝利への執着心を見せた兼任監督。安定したキャッチングとリードは健在で、まだまだ現役であることは証明した。

 目の前の試合に勝つために必死でプレーし続けてきた3000戦。そのどの1つにも意味のないものはないと振り返る。

 「自分が監督という立場の中で、選手を試合に出すということは必要だから。監督になって余計にそれを思う。無駄な試合、何もない試合というのはない。それを全プロ野球選手に伝えたい」

 野村氏の持つ史上最多記録まであと17。誰よりも負けず嫌いの44歳だけに、金字塔は勝ちゲームで打ち立てたい。

 ≪ノムさんより9カ月早い到達≫中日の谷繁元信兼任監督(44)は30日、巨人6回戦(東京ドーム)に捕手として先発出場。野村克也(南海など=3017試合)に次ぐ史上2人目の通算3000試合出場を達成した。初出場は大洋時代の89年4月11日広島戦(横浜)。谷繁は現在44歳4カ月。野村の45歳1カ月より9カ月早い到達となった。また、捕手として通算2944試合に出場。こちらは昨年8月27日DeNA戦(ナゴヤドーム)で野村の2921試合を抜き、プロ野球記録を更新中。

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2015年5月1日のニュース