球場内騒然…カブス内野手のバットがファン直撃「最悪の気分」

[ 2015年4月28日 17:25 ]

カブスのアディソン・ラッセル内野手 (AP)
Photo By スポニチ

ナ・リーグ カブス4―0パイレーツ

(4月28日 シカゴ)
 27日に行われたカブスとパイレーツの一戦で、飛んできたバットがファンに直撃するというアクシデントが起こった。

 7回のカブスの攻撃、右打席にはこの日が本拠地リグレー・フィールドでのデビュー戦となったアディソン・ラッセル内野手(21)が立ち、パイレーツ2番手・スケーヒルの投球を待った。

 ラッセルはスケーヒルが投じた初球のストレートを強振すると、ボールはバックネット裏へのファウル。しかし、バットはラッセルの手元を離れ、ネットのない三塁側スタンドへ飛んでいった。

 凶器と化したバットはあろうことかファンの顔を直撃し、球場内は騒然。医療スタッフが現場に駆け寄り、そばにいたカブス球団の役員は三塁側ベンチからタオルを手配する事態となった。

 その後、ファンはストレッチャーで球場外へと運び出され、救急車でシカゴ市内の病院へと搬送されたが、カブスは「搬送中、ファンは意識もあり、スタッフと話ができる状態だった」と声明を発表。幸いにも大事には至らなかったようだ。

 「手が滑ってしまった。ファンの顔面に自分のバットが当たるなんて最悪の気分だね」と語るのは当事者のラッセル。現役時代、ファウルボールが少年ファンに直撃するのを目の当たりにした経験のあるマドン監督は「恐ろしいね。ファンの方々には集中して試合を観戦してほしい」と注意を促した。

続きを表示

2015年4月28日のニュース