「5番・DH」大谷 最速1号狙う「自分の出来る仕事をする」

[ 2015年3月31日 05:56 ]

東京に移動する大谷

パ・リーグ 日本ハム―ロッテ

(3月31日 QVCマリン)
 最速勝利に続き、最速弾を狙う。「5番・DH」で今季初めて野手として出場する日本ハムの大谷はチームとともに札幌から遠征先の千葉へと空路移動し、「自分のできる仕事をしたい」と力を込めた。

 初の開幕投手を務めた27日の楽天戦(札幌ドーム)では両ふくらはぎがつり、6回途中1失点で降板したが、白星を挙げて大役を全う。シーズン初登板初勝利も初めてだった。打者では昨年まで2年連続で開幕戦で先発出場し、いずれもマルチ安打。だがシーズン1号を放つのには時間がかかった。プロ1年目は開幕から76試合目、2年目の昨季は23試合目だった。

 QVCマリンは縁起もいい。昨年7月5日の20歳の誕生日に、プロ入り初の1試合2本塁打。野手としては、15日の西武とのオープン戦(西武プリンスドーム)以来の久々の実戦となるが、「普通に打撃練習をしてきたから問題ない。どの球場でも、しっかりスイングをすれば、(打球は)飛んでいく」と頼もしい。

 昨季は10本塁打をマーク。今季も登板前2日間と登板翌日を投手調整に専念させるルーティンは変わらないが、栗山監督は「(野手としての出場)試合数は増やしたい」と言う。その言葉通り、13年は204打席で、昨季は234打席と増加。二刀流の怪物は指揮官が期待する20本塁打を目指す。 

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