マートン 大好き神宮で成瀬討つ!調子「ボチボチ」も対策万全

[ 2015年3月31日 05:30 ]

笑顔でランニングするマートン(右)とゴメス

セ・リーグ 阪神―ヤクルト

(3月31日 神宮)
 阪神のマット・マートン外野手(33)が、第1戦に先発するヤクルト・成瀬攻略に闘志を燃やした。通算では8打数4安打で打率・500を誇る。チームとしても4連勝がかかる一戦だけに、頼れる助っ人が好相性ぶりを発揮してくれれば、これ以上、頼りになる存在はいない。

 「(打撃の状態は)ボチボチでんな。(成瀬は)131キロ、132キロぐらいの真っすぐ。ただ打席では138キロぐらいに見える。そこにチェンジアップとスライダー」

 開幕カードで激突した中日3連戦では13打数4安打で打率・308だ。「(中日の先発陣と成瀬は)同じような球速。特に八木(と成瀬)は似ている」。29日の第3戦で先発し右前打した左腕と成瀬を重ね合わせた。

 敵地だが、マートンにとって神宮は大好きな球場と言っていい。過去3年間の成績は109打数43安打で打率・394、7本塁打、26打点。特に昨季は42打数23安打で打率は驚異の・548を誇った。数字通りに今回も打てば、成瀬も十分に攻略可能だろう。

 加えて「打撃よりも守り。ここ(神宮)が一番難しい」と“お得意様”との対戦を前に守備面も重視する。昨季もナイター照明が目に入り、飛球の処理を誤る場面があった。そのため、この日のナイター練習では、打撃練習をしない一方で左翼の位置で入念に打球処理を行った。

 負けじと、ゴメスの鼻息も荒い。3連戦ではマートンと同じ13打数4安打で打率・308。前日29日には早くも今季1号を放っており、状態は確実に上昇している。「神宮はいい球場。どの試合も勝つつもりでいる。どんな形でも勝ちたい」。昨季は同球場で打率・362を記録しており、こちらも期待が膨らむ。

 M砲とともに開幕3連勝に大きく貢献したゴメスは自信に満ちた表情で言った。「ベストを尽くすよ」。強力なツバメ打線と打ち合いになっても、GM砲がいれば、決して負けることはない。

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