浦和学院、準決勝で涙…森監督「相手の執念が勝った」

[ 2015年3月31日 17:59 ]

<東海大四・浦和学院>浦和学院先発の江口

第87回選抜高校野球大会準決勝 浦和学院1―3東海大四

(3月31日 甲子園)
 好投手・江口を擁して13年以来のセンバツ制覇を狙った浦和学院だったが、東海大四の前に準決勝で涙を飲んだ。

 2回に3連打で先制するも、江口が直後に2失点で逆転を許した。打線は東海大四の大沢から9安打を記録したが、2回の1得点止まり。13年以来の決勝進出とはならなかった。

 浦和学院は昨秋の明治神宮大会で10―0と東海大四にコールド勝ち。しかし、大勝したその相手は4カ月後に姿を変えていた。「打つにしても守るにしても投げるにしても、一球に対して集中していた。チームとして相手の方が勝つ執念が上だった」。森監督はそうこの日の東海大四を評し、「神宮大会とは別人だった。球持ちが良く、変化球が浮かない。臆すること堂々と投げていた」と相手のエース・大沢の投球に感嘆した。

 一方、チームの戦いぶりに関しては「1点を取ってホッとしてしまったところがあった」と反省。夏に向けては「決勝戦を残して帰ることを選手たちが次にどう生かすか見守りたい」と森監督は語った。

 「追い込んでから最後の詰めが甘くなるなど、まだまだ甘かった。力不足で足りない部分ばかり」と肩を落とすのは今大会でこれまでに3戦2完封と好投を見せていた江口。しかしすぐに「また甲子園に戻ってきて自分たちの力を出したい」と前を見つめた。

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2015年3月31日のニュース