雄星 プロ最速155キロ出た!左肘炎症で出遅れも初実戦燃えた

[ 2015年3月25日 05:30 ]

<西・ロ>8回1死、155キロのストレートで伊志嶺を空振り三振に仕留める菊池

イースタン・リーグ 西武1―0ロッテ

(3月24日 西武第2)
 キャンプ中に発症した左肘炎症のため2軍調整中の西武・菊池が、イースタン・リーグのロッテ戦(西武第2)で今季初の実戦に臨み、自己最速タイでプロ入り後では最速の155キロをマークした。8回から3番手で救援し、1イニングを2奪三振を含む3者凡退に抑え、「(左肘の)痛みなく投げられた」と話した。

 全13球中直球は12球。全てが150キロを超えた。1死から伊志嶺を155キロ、続く井上も153キロの直球で空振り三振。「(スピード)ガンが8キロくらい速いらしい」と笑いながらも、「目指していた数字をクリアした」と充実感をのぞかせた。

 初の2桁勝利を狙う6年目。体重を5キロ増の100キロにし、フォーム固めにも徹底的に取り組んだが、早々と離脱。「オープン戦も投げなかった投手なので、結果を出さないと上に呼ばれない」と、並々ならぬ思いでこの日のマウンドに上がっていた。

 次回登板は29日の楽天戦(利府)の予定。4月中をめどに1軍復帰を目指す。チームは岸が左脇腹痛で開幕投手を回避する苦しい台所事情だが、「岸さんが帰ってくるまで支える存在になりたい」と結んだ。

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