どうして…二松学舎大付 エース大江 毎回16Kも市原監督「逆に嫌だった」

[ 2015年3月25日 17:50 ]

<二松学舎大付・松山東>二松学舎大付先発の大江

第87回選抜高校野球大会1回戦 二松学舎大付4―5松山東

(3月25日 甲子園)
 4―5と1点を追う9回裏、敵失と投手強襲安打で2死一、二塁。長打が出れば一気にサヨナラ勝ちという場面も迎えたが、島根の打球は二塁ゴロに終わり、二松学舎大付(東京)の短い春が終わった。

 同校が1982年センバツで準優勝した時のエースだった市原勝人監督(50)は試合後のインタビューで「フゥー…」とため息をついたまま、しばし言葉が出ず。ようやく口を開くと、「同点になった後の7回の1点が大きかった」と1―4から6回裏に3点を取って追いついた直後の7回表に勝ち越された1点を悔やんだ。

 「本来の大江なら、3人で抑えるところ」と昨夏の甲子園で1年生ながら力投が注目された左腕エース大江竜聖(2年)が浴びたまさかの勝ち越しタイムリー。毎回の16三振を奪った内容にも「逆に嫌だった。コースが甘くなったり、力任せになったりということがあり得るので…」と振り返った。

 それでも「新2年生がよく頑張りました」と指揮官はポツリ。この借りは、3季連続となる夏の甲子園で返すしかない。

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