クマムシ熱烈エール 黒田の男気、デーブ指導“あったかいんだからぁ”

[ 2015年3月25日 10:00 ]

プロ野球について語ったクマムシの佐藤(左)と長谷川

 プロ野球もあったかいんだからぁ。27日のシーズン開幕を前に、「あったかいんだからぁ」のフレーズで大ブレーク中のお笑いコンビ「クマムシ」の長谷川俊輔(29)と佐藤大樹(26)が熱~くメッセージを送った。持ちネタをガンガン繰り出しながら、今季の注目選手や監督を芸人ならではの目線でピックアップ。寒さが大の苦手だという西武のエルネスト・メヒア内野手(29)には、「共闘」を呼び掛けた。

 ――多忙な日々を送るお二人は、プロ野球には注目していますか?

 佐藤「子供の頃はアンチ巨人で、阪神の野村監督が巨人を倒すために遠山―葛西―遠山(の継投)とか奇策を出して勝つ姿が好きだった。いまは巨人ファン」

 長谷川「僕、本当に野球分かんないんですよ。詳しくないけど、歌が好きなんで、登場曲に注目しちゃう」

 佐藤「登場曲に“あったかいんだからぁ♪”を使う人いないのかな」

 長谷川「あ、日本ハムの陽岱鋼(ヨウ・ダイカン)選手が(オープン戦の登場曲に)使ってくれたって聞いた」

 佐藤「あと、誰かがパフォーマンスでギャグをするとか。メヒア(西武)だっけ。ラミレスは最後いろんなギャグを全部やってたしね」

 ――メヒアは昨季5月に加入して本塁打王。ベネズエラ出身のため、寒さが大の苦手で2月のキャンプ中は調子が上がらなかった。

 長谷川「むちゃくちゃ凄いな、メヒア。しかも寒がりなら、僕らが行ってあったかくしてあげたい。ホームランを打って“あったかいんだからぁ”をやってほしいな」

 佐藤「去年は中村選手と2人で本塁打王ですよね。西武は“あったかいんだからぁ”打線で2人で(パフォーマンスを)やってくれないかな」

 ――注目の監督は。

 佐藤「ソフトバンクの工藤監督。解説も理論に基づいていたし、やってくれるんじゃないかな」

 長谷川「楽天のデーブさん(大久保監督)は、たぶんひげをはやして丸刈りにしたら、僕の顔になると思う。星野(前)監督もそうだったし、熱血指導のイメージ。僕は柔道をずっとやっていて、中高6年間めちゃくちゃ(練習が)厳しかった。厳しい人はあったかいんですよ。厳しい言葉も裏を返せば“あったかいんだからぁ”。審判とのバトルは“熱すぎるんだからぁ”だけど。一番ビールかけが似合う監督でしょ」

 ――セ・リーグで注目するのは。

 佐藤「黒田選手かな。“フロントドア”とか投げられる人いないですよね。どのくらい勝つんだろう。カープを選んだ男気が“あったかいんだからぁ”でしょう!今年こそ広島が優勝すると思う」

 長谷川「ユニホームも赤だし、あったかい色だよね。あと、ボールを投げるときに指先とボールが摩擦であったかいんだからぁ」

 佐藤「それ言ったら何でもありだろ!」

 ▽「あったかいんだからぁ」 「特別なスープをあなたにあげる~あったかいんだからぁ」と歌いながら両拳をぶりっ子風に動かすネタ。昨年9月放送のテレビ朝日「アメトーーク!」でクマムシが披露して話題となり、SKE48の松井珠理奈(18)らがマネをしたことで火が付いた。2月4日発売のシングル「あったかいんだからぁ♪」はオリコン週間チャートで初登場10位。

 ◆長谷川 俊輔(はせがわ・しゅんすけ)1985年(昭60)12月18日、埼玉県川口市生まれの29歳。ボケ担当。10年にワタナベコメディスクールに入学し、佐藤にコンビの話を持ちかけられて結成。柔道2段。コーンスープの箱に「あったか~い」と書いてあるのを見て曲を思いついた。1メートル72、70キロ。

 ◆佐藤 大樹(さとう・ひろき)1988年(昭63)3月30日、富山県入善町生まれの26歳。ツッコミ担当。ピン芸人を目指して10年にワタナベコメディスクールに入学し、コンビを結成。特技はギター。クラブが好きで「パーティーピーポー」というノリノリのキャラクターでも人気。1メートル76、61キロ。

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