天理エース斎藤佑羽、8回1失点で視界良好「自己採点は70点ぐらい」

[ 2015年3月25日 11:54 ]

<天理・糸満>天理先発の斎藤

第87回選抜高校野球大会1回戦 天理7―2糸満

(3月25日 甲子園)
 天理(奈良)は下位打線に長打が3本出た上に、7回には主砲・坂口が左中間へ2ラン。投打がかみ合い、2回戦へ進出した。

 それでも橋本武徳監督(70)は開口一番、「ベンチが悪いことしたなと思った時に本塁打が出たので…」と3―1としてなおも迎えた1死三塁からスクイズを失敗した6回の反省から切り出し、苦笑い。「ベンチのミスでもう1点取れるところでまずい攻撃をしてしまったが、子どもたちが救ってくれた」と愛弟子に感謝し、下位打線の長打攻勢には「天理の特徴は試合を決める打者が毎日変わる。それがきょうも出た」と笑顔を見せた。

 先発した左腕エース斎藤佑羽(ゆう=3年)は8回6安打1失点。最終回の9回はマウンドを森浦に譲ったが、8回までに取った24アウト中フライは3つだけと、打たせて取る投球でチームを勝利へと導いた。「はじめは少し緊張したが、慣れていくうちに自分の投球ができました。自己採点は70点ぐらいです」と振り返った。

 また、貴重な2ランを7回に放った坂口は「芯でとらえられた。打った瞬間、スタンドにいくと思った」と甲子園での一発を振り返ったが、9回に一塁を守る自身の失策から1点を失っただけに「守備でエラーをしたので、次に向けて修正をしたい」。橋本監督も坂口の効果的な一発に感謝しつつも「最後のエラーで帳消しになりましたね。最後まで気を引き締めないと」と“ダメ出し”で笑いを誘った。

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