36歳中日山井「震えた」 球団史上最年長で初開幕投手に

[ 2015年3月25日 05:30 ]

開幕戦に向け、遠投で調整する山井

 虎狩りへ態勢万全だ。初の開幕投手としては、球団史上最高齢の36歳10カ月で大一番を迎える中日・山井は24日、ナゴヤドームで打撃練習などで調整。昨季はゴメスには16打数9安打と打ち込まれたものの、阪神戦自体は6戦で3勝1敗と好相性で、チームを勢いづける快投を誓った。

 「1年間軸になるべき投手だと思うし、自分に何ができるかを考えてその1戦に臨みたい。(阪神の)分析はこれからだけど、しっかりイメージして入ります」

 23日の「セ・リーグ ファンミーティング2015」で谷繁兼任監督から公に開幕投手を発表された。自身は、1週間前に通告されたといい「口に出してやりたいとは言ってなかったけど、心のどこかで“やってやるぞ”という気持ちはあった。監督に言われた時は体が震えた」と振り返る。昨季、プロ13年目で初タイトルとなる最多勝、最高勝率に輝き、実力で手にした大役を見事に演じきる意気込みだ。

 打点王・ゴメス、首位打者・マートンを擁する虎打線は強力だが、格負けはしない。2冠右腕として堂々と勝負する。

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2015年3月25日のニュース