九州学院は6回目の出場で初の初戦敗退 坂井監督「8回がすべて」

[ 2015年3月21日 13:02 ]

<九州学院・八戸学院光星>1回裏、友田の右前打で先制の生還を果たしガッツポーズの九州学院・長谷川

第87回選抜高校野球大会1回戦 九州学院2―9八戸学院光星

(3月21日 甲子園)
 昨秋の九州王者が初戦で姿を消した。3年ぶり6回目出場の九州学院(熊本)は過去5回の出場はすべて初戦突破を果たしていたが、初の初戦敗退。

 坂井宏安監督(57)は「8回まではよく辛抱したが、その辛抱が続かなかった」と1―2で迎えながら一挙7点を失った8回を悔やんだ。

 初回に四球、犠打で築いた1死二塁から3番・友田の右前打で先制。「理想的なパターンで点が取れた」と振り返った。だが、「その後は中川くんに打撃の軸がぶれてしまった」と多彩な変化球でかわしてきた八戸学院光星の右腕エース中川を相手に的を絞り切れなかった。

 一挙に7点を取られた直後の8回にはこの試合でチーム唯一の連打を含む3安打集中で1点を返したが、そこまで。終盤にビッグイニングを作られた影響は大きく、「8回がすべてです。四球、死球など自滅した部分もあったかもしれない。打順を回し過ぎてしまった」と打者12人の猛攻が悔やみ切れない様子だった。

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