金子3・27開幕回避決定 早期復帰へ着々も…森脇監督が表明

[ 2015年3月21日 05:35 ]

<オ・神>金子は笑顔で練習する

 開幕投手に指名されていたオリックス金子千尋投手(31)が、開幕戦を回避することが決まった。森脇監督が20日の阪神戦後に「きょうの時点で、千尋の27日の登板はない」と明言したもので、3年連続の大役はならなかった。ただ、今季初登板へ向けては着々と準備中で、早々に復帰するプランが進行している。

 チームは24日にシート打撃を計画しており、登板予定なのは現状で、金子のみ。昨年11月に手術を受けた右肘次第ではあるが、大阪での最後の練習日に実戦登板を果たす。一方で、24日からのウエスタン・ソフトバンク戦(神戸第2)には登板しないことも決定。高山投手コーチは「(実戦登板は)本人と相談して、何がベストかを決める」と明かした。

 シート打撃で調子が整えば、早々の1軍復帰も可能。早ければ開幕2カード目となる31日からのソフトバンク戦(ヤフオクドーム)や、本拠地開幕となる4月3日からの日本ハム戦(京セラドーム)での登板もありそうだ。

 この日からチーム本隊に合流した金子は、ブルペンで投球練習。伊藤の打撃練習時間をずらしてまで正捕手相手に投げ込んだ。今季初めてコンビを組んだ伊藤は「違和感は感じなかった」と話すなど、本来に近い球筋だと納得。ここ2年間、金子は試合で伊藤以外の捕手に投げたことがないだけに、重要な確認作業となったようだ。

 前日、金子と直接会談した森脇監督は、この日も「順調だということ」と改めて明言した。開幕戦登板はなくなったが、「ぶっつけ開幕」で話題を呼んだ2年前の再現のように、シート打撃のみでの復帰も考えられる。

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