岩貞３回無安打！同期・岩崎に負けない…次戦先発でアピール

＜神・広＞６回、力投する岩貞（撮影・小海途　良幹）（特別指示４）

オープン戦 阪神７―１広島

（3月11日 甲子園）
　ドラフト１位のプライドをのぞかせた。同期入団の同６位・岩崎の後、６回から登板した岩貞が３イニングを無安打投球と、ほぼ完璧に抑えた。６回は振り逃げと四球で背負った１死一、二塁のピンチで堂林を遊ゴロ併殺に仕留めた。７、８回は１人の走者も許さなかった。

　「いいピッチングを見た後なので、なおさら抑えないといけないと思った」

　８回に野間と安部から奪った連続三振は、ともにカウント２ストライクから切れ味鋭いスライダーで空を切らせたもの。「スライダーがもうちょっと決まれば“幅が広がるかな”と小宮山さんと話しました」と、今後に向け、確かな手応えも得た。

　現状では先発６番手以降の位置づけながら、中西投手コーチは「きょうは真っすぐが良かった。先発を争っている岩貞には長いイニングを投げさせたい」と評価を急激に上げた。次回登板はウエスタン・リーグの開幕戦となる１７日のソフトバンク戦（雁の巣）での先発に決定。巻き返しなるか注目される。