JR東日本東北サヨナラ勝ち!殊勲の代打下館“この日だけは”

[ 2015年3月12日 05:30 ]

<明治安田生命・JR東日本東北>サヨナラ適時二塁打を放った下館(中央前)はナインと勝利を喜ぶ

第70回JABA東京スポニチ大会予選リーグDブロック JR東日本東北2―1明治安田生命

(3月11日 大田)
 この日だけは負けるわけにはいかなかった。東北から唯一出場のJR東日本東北は1―1の9回、2死一塁から代打・下館が左翼線へサヨナラ二塁打。同期の先発・内山が完封まであと1人から同点ソロを被弾しただけに「内山とは宿舎の同部屋で、きょうは絶対に勝とうと話していた」と胸を張った。

 下館は岩手県久慈市出身。亜大3年だった4年前のこの日はオフで外出しており、10時間近くかけて都内の寮に戻ったという。実家は無事だったものの、故郷の悲惨な状況に心を痛めていた。藤井省二監督は「自分たちの立場を受け止め、少しでもいい知らせを届けたい」と誓った。

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