福田 開花の兆し2ラン!京大くん攻略口火、指揮官も絶賛

[ 2015年3月12日 05:30 ]

<ロ・中>8回表1死一塁から福田は右越えに勝ち越し2ラン

オープン戦 中日5―6ロッテ

(3月11日 QVCマリン)
 9年目の大砲候補がようやく開花気配だ。ロッテ戦に途中出場した中日・福田が、この日初打席となった7回先頭の打席で、ロッテ・田中から中前打。「京大クン」攻略の口火を切ると、3―3の8回1死一塁では勝ち越しの右越え2号ランを放ち、絶好調ぶりを見せつけた。

 「ホームランは風ですよ。ヒット数は気にしていないけど、今は良い形で打席に入れている。構えた時から自信を持って立てています」

 8日の楽天戦から4打席連続安打。オープン戦通算では17打数10安打の打率・588、2本塁打8打点と驚異的なペースで打ちまくっている。沖縄キャンプ中の練習試合でも2試合連続本塁打を放っており、一発あり、逆方向への安打ありと内容も抜群。潜在能力は認められながらも「つぼみ」の状態が続いていた逸材が、ついに開花の兆しを見せている。谷繁兼任監督も「やっと自分の形を崩さずにバッティングできるようになってきた。以前は投手に打たされていたけど、今は自分の形で打てるレベルに来ている」と賛辞を惜しまなかった。

 右の代打の切り札としてはもちろん、ルナ、森野らがいるハイレベルな一塁の定位置争いにも参戦しそうな勢い。「右方向も意識しながら(打席で)余裕を持ってやれるようになった」と話す26歳のブレークに期待だ。

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