青木 背番号はこだわり「23」 譲ったコーチに“お礼”はロレックス

[ 2015年1月22日 05:30 ]

本拠AT&Tパークで会見を行った青木はスコアボードに表示された名前を指差す(AP)

 ロイヤルズからFAとなり、ジャイアンツと1年契約を結んだ青木宣親外野手(33)が20日(日本時間21日)、本拠AT&Tパークで入団会見に臨んだ。昨季あと一歩で逃したワールドチャンピオンを目指すため、最近5年間で3度世界一に輝いた強豪を選択。背番号はロ軍でつけたラッキーナンバーの「23」に決定し、禅譲してもらうロン・ウータス・ベンチコーチ(53)にはゴルフクラブかロレックスの高級時計をお礼に贈る考えを明かした。

 昨年10月には敵地として激闘を演じたAT&Tパークを見渡した青木は「まだワールドシリーズを戦っている感覚」と口を開いた。ジ軍は最終第7戦の末に敗れた宿敵。メジャー4年目、そのユニホームに袖を通した。

 「凄く強いチームだし世界一を狙える球団だと思っている。それが決め手になりました」

 決断の理由を力強く語った。複数球団が獲得に動き、米メディアによると複数年契約を打診する球団もあったという。ジ軍はFAとなり移籍したモースに代わる正左翼手として起用する方針。メジャー3年間通算・353という高い出塁率を見込まれ中堅手パガンとの1、2番コンビが有力で「1、2番を打ちたいというのはあるが、打順は監督が決めること。一番の目標はワールドシリーズに出てチャンピオンになること」と話した。

 背番号はロイヤルズ時代と同じ「23」を選択。昨季までつけていたウータス・ベンチコーチも譲ることを快諾した。「日本時代から愛着あるし、去年23番でワールドシリーズに出られた。縁起のいい番号だったので希望しました」。05年にヤクルトで初めて200安打を達成した時の番号で、7番をつけていたブルワーズから昨季ロ軍に移籍した際も23を選び、ワールドシリーズ進出につなげた。ヤクルト時代後半に背負った「1」も空いていたが、背番号にも世界一への思いを込めた。

 大リーグでは移籍先で背番号を譲ってもらう際は相応のお礼を贈ることが慣習になっている。青木は既に同コーチの趣味もリサーチしており「コーチからもらう形なので。ゴルフ好きだというし、ゴルフクラブかロレックス(の時計)を買おうか考えています」と返礼プランを明かした。

 「こういう色のユニホームを着たことがないので違和感があるけど、早く自分のものにしたい」。日米通じて自身の出世番号であるラッキーナンバーを背負い、あと一歩で届かなかった頂点を今年こそつかみにいく。

 ▽青木の契約詳細 1年契約で年俸400万ドル(約4億7200万円)。2年目は球団側が年俸550万ドルで選択権を持ち、破棄する場合には70万ドルが支払われる。また今季550打席に達すると、青木側にも2年目の選択権が生じる。いずれのシーズンも150万ドルの出来高が設定され、400打席以降500打席まで25打席増えるごとに10万ドル、500打席以降は600打席まで25打席ごとに25万ドルが支払われる。出来高を全てクリアすれば2年総額で1250万ドル(約14億7500万円)となる。

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