タイブレーク導入を提案 全国軟式選手権で高野連

[ 2015年1月22日 19:56 ]

 日本高野連は22日、大阪市内で軟式部委員会を開き、人為的に走者を置いて試合の早期決着を図る「タイブレーク方式」を今夏の全国選手権で導入する案をまとめ、3月20日の理事会に提出することを決めた。

 延長十二回終了時に同点の場合、十三回から無死一、二塁で任意の打者から攻撃に入る。決勝は延長十五回引き分けとし、翌日に再試合を行う。都道府県大会などでの導入は、各高野連の裁量に任せるとした。日本高野連の相沢孝行技術・振興委員長は「大会のスムーズな運営に向けて進みたい。タイブレークが最も理にかなっていると思った」と話した。

 昨夏の全国選手権では、準決勝の中京(岐阜)―崇徳(広島)が延長五十回まで続き、選手の健康管理が問題視された。

 今春の地区大会でタイブレークが一律導入される硬式は全国9地区の代表者懇談会で、延長十回と十三回から始める二つの方式から各地区が大会前に選択する方針を固めた。

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