野球・ソフト五輪復帰へプロモつくる “主力世代”大谷出演へ

[ 2015年1月22日 05:30 ]

会議後、記者会見する(左から)NPB・王特別顧問、熊崎コミッショナー、WBSC・フラッカリ会長、ロウ事務局長、JSA・徳田会長

 2020年東京五輪での追加種目入りを目指し、日本野球機構(NPB)、全日本野球協会(BFJ)、日本ソフトボール協会(JSA)の3団体による合同会議が21日に都内で初開催され、同五輪での競技復帰を国内世論に訴えるプロモーションビデオ(PV)の作成を決めた。

 NPBのコミッショナー特別顧問を務める王貞治氏(ソフトバンク球団会長)は「野球一筋でやってきた者として、野球の素晴らしさを声を大にして伝えたい。国民の皆さんも(復活を)待望している」と強調。来月4、5日には国際オリンピック委員会(IOC)による組織委員会の視察が予定され、復活へ向けた動きは本格化する。

 合同会議に参加した世界野球ソフトボール連盟(WBSC)のリカルド・フラッカリ会長は、実施が決まった場合、8チームを2組に分けて1次リーグを行い、その後に準決勝、決勝を戦う考えを明らかにし、試合時間短縮のために提案してきた7回制については「たくさんあるアイデアの一つ」と話すにとどめた。PVについては競技の魅力と五輪復帰の重要性を訴える内容で、3月21日に開幕する第87回選抜高校野球大会(甲子園)で初公開される予定。また、同27日に開幕するプロ野球の球場でも流される。BFJの鈴木義信副会長は「(出演は)2020年に主力になる世代になる」と日本ハム・大谷らの出演を検討していることを示唆した。

 ▼熊崎勝彦コミッショナー 3団体が連携を密にし、一致結束して最大限、努力する。復活した際には、最高、最強のチームを派遣しようということも確認した。

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2015年1月22日のニュース