１１夏の甲子園出場校　監督が部員平手打ちで退任　

　長野県塩尻市の東京都市大塩尻高野球部の新井孝行監督（６３）が部員２人の頬を平手でたたく体罰を加えていたことが３日、同校への取材で分かった。新井監督は６月２５日付で退任した。

　東京都市大塩尻高は２０１１年夏、全国高校野球選手権大会に初出場。長野県高校野球連盟によると、指導者の不祥事でチームが処分されたケースは近年なく、今夏の地方大会には出場できる見通し。

　同校によると、練習中に携帯電話を使ったなどとして、４月と６月の２回、それぞれ３年生部員１人の頬を手のひらで１回たたいた。

　６月下旬、外部から暴力行為があるのではないかと指摘があり発覚。赤羽利文校長は「冷静さを欠いた行為だった。生徒、保護者におわびする」とのコメントを出した。