オリックス14年ぶり首位ターン!金子「正直ピンと来ない」

[ 2014年7月3日 22:26 ]

<オ・楽>7勝目を挙げてお立ち台でポーズを決める金子

パ・リーグ オリックス7―4楽天

(7月3日 京セラD)
 オリックスはエース金子が苦しみながらも7回2失点と踏ん張り、打線はヘルマン、糸井、ペーニャのクリーンアップで計6打点と中心選手がきっちり仕事。レギュラーシーズンの半分の72試合を消化して2000年以来14年ぶりの首位ターンを決めたが、金子は「正直ピンと来ない」、森脇監督は「振り返る時間があったら、明日のことを考えたい」と“通過点”を強調した。

 金子は初回、先頭の松井稼にいきなり右翼線二塁打を打たれて1死三塁のピンチを招くと、銀次の中前適時打で先制点を献上。なお1死一、二塁でラッツ、ボウカーを連続三振に斬って立ち直ったかに思えたが、その後も5回まで毎回先頭打者を出す不安定な投球が続いた。

 「最後の回以外ずっとランナーを出して、リズムの悪いピッチングをしてしまった。失点した直後に点を取ってくれた野手の皆さんに助けられた」と反省しきりの金子。それでも要所を締めて7回2失点でまとめ、森脇監督は「どこまで粘れるか、粘りを試される登板だった。やっぱりエース、ということを示してくれた」とたたえた。金子は「今日は勝てたことをいいふうに捉えて、次回へ調整していきたい」と前向き。そして「勝ててはいるんですけど、僕的にはイニングが短い。最後までマウンドに立っていられるように頑張っていきたい」とエースの責任感を口にした。

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