星野監督　球宴指揮も　前年Ｖチームから選任も大久保代行は固辞

楽天・星野監督

　楽天・星野監督が球宴で全パの指揮を執る可能性が出てきた。楽天の監督代行が交代したことで、パ・リーグの仲野和男統括は２日、６月３０日に発表した全パの「星野総監督、佐藤監督」体制をいったん白紙にすると発表した。

　ただ、前年２位の西武も田辺監督代行が指揮を執っており、前年３位チームの監督が球宴の指揮を執った前例がないことから、日本野球機構（ＮＰＢ）はあくまで前年優勝の楽天からの選任で最終調整。健康状態との兼ね合いながら星野監督に出場を要請する方針を楽天側に伝えた。大久保監督代行も球宴監督については「言われても辞退する。やりたい気持ちはさらさらない」と語った。

　星野監督も当初は球宴での現場復帰を目指してリハビリを続けていた。ＮＰＢはパの村山良雄理事長（オリックス球団常務）を中心に、選任を進めているが、最終的な判断は、星野監督本人が下すことになる。パは、３日に監督選抜メンバーとともに球宴監督を発表するとしている。